「spa(スパ)」も「bath(バス)」も 語源はヨーロッパの温泉
Spa(スパ)とBath(バス)、この二つの単語からは容易に「入浴」という意味を連想できると思います。厳密に言えばSpaは温泉を表し、Bathは自宅にあるお風呂のことを指しますが、実はこの二つの言葉の語源は元々ヨーロッパの温泉であったことをご存知でしょうか?つまり、SpaもBathも本来は地域の名前を表す単語だったのです。このような固有名詞が普通の名詞になるという例は、意外と珍しいのではないのかと思います。
温泉を表しているSpaはベルギーにある温泉の街で、この地域はある意味で「温泉地発祥の土地」と言っても過言ではない場所でもあります。なぜならば、ベルギーのSpaではかなり以前から温泉に入る習慣があり、そのSpaが発端となって温泉をメインとした観光産業などが発達したのではないかと考えられているからです。そのことから、現在でも温泉地としての名声は高く、世界各国から非常に多くの温泉好きの人が訪れていることでも有名です。それだけ有名な場所であるならば、その地域の名称であるSpaが温泉の意味としても使われるようになるのも納得がいきます。
そしてもう1つの単語であるBathは、イングランドにあるバースという地域が語源になっています。このバースでもSpaと同じようにかなり以前から温泉に浸かる習慣があり、その歴史は西暦2世紀よりも前であるという推測もなされているので、約2000年ほどの歴史があると言っても良いでしょう。そんなバースは、Spaのように温泉という意味ではありませんが、お風呂全般を表すBathになりました。
ちょっとした英語と歴史の勉強になってしまいましたが、普段から使いなれているSpaとBathのような単語も、それを深く探ってみると意外な語源があってとても驚いたのではないでしょうか。もし今後、温泉や入浴についての話をする時は、こんなウンチクを使ってみるのも良いかもしれませんね。