自己満足と言われても私達はこれを披露宴で配ります
私と彼は陶芸サークルで知り合い、数年の交際の後、結婚することが決まりました。私の両親も彼の両親もなかなかうるさい人たちなので、結婚式のこまごまとしたことについては、基本的に親たちが言うとおりに決めていきました。私も彼も特に結婚式に対しての思い入れはなく、新婚旅行だけは2人が前から行ってみたかったヨーロッパに行くことを希望しているくらいでした。
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ところが、結婚式の引き出物を選ぶ段階になって、急に彼が、自分たちで作ったオリジナルの陶器を引き出物にするのはどうだろうかと言い出しました。最初私は、今から陶器を焼くなんて面倒くさいし無理だと思ったのですが、彼の方が自分で作るのは無理でも、名前や写真を入れてオリジナルにできる陶器があることを調べてきました。そこで引き出物に関する私たちの意見は一致したのです。
でも、そこで黙っていなかったのがお互いの親達です。結婚式の引き出物は、結婚式に招待して来て下さった方へのお礼の品、記念の品である。本来は消えてなくなる食べ物がふさわしいし、新郎新婦の趣味を反映したような品物はよくないと反対されたのです。陶器なんて持って帰るのが重たいだけだし、顔や名前が入った陶器なんて、私だったら恥ずかしくて使えないとまで言われました。
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しかし、その他のことはなんでも親たちの意向に沿ってきた私たちです。ここに来てひとつくらい、自分たちの希望で引き出物を選んだっていいではないですか。自己満足だと言われようと、私と彼を結びつけた陶芸サークルにちなんで、オリジナルの陶器を引き出物にする。誰がなんと言おうと、披露宴でこれを配ることに決めました。
親たちと私たちとで真っ向から意見が割れ、最終的には親たちが諦めて私たちは陶器を引き出物にすることができたのですが、反対していた親たちはより親同士が親しくなり、私たちはもちろん前より絆が深まったので、かえって良かったと思っています。